受験に失敗した娘に、学校の先生の助言は、女の子であるから、浪人などせずに

通信高校への進めでした。娘は心外であったようですが、週5日制の通信高校への

進学を決め高校生活をスタートさせました。

通信高校には実に様々な事情で通う生徒がいました。

自分の夢を優先させる為に、週1コースを選んでくる子。

これまで通っていた高校への進級が難しく、転校してきた子。

一般の高校には合わずに、敢えて通信高校を選んでくる子等。

でも、入学式では皆、新しい生活に目を輝かせ期待に胸を膨らませている

ことには変わりはありませんでした。

私は、子ども達がここにたどり着くまでには、いろんなドラマがあったことに

想いを馳、感動すら覚えていました。

入学式から4月5月、娘の楽しい学校生活が過ぎた頃、娘の言動に翳りが見え

始めました。入学以来一番仲の良いであろう女友達を毛嫌いするように

なっていったのです。元々、合わせることに苦手意識を持っていた娘が

女友達に振り回され、そばにいることが苦痛となっていったようでした。

ひとクラスしかない週5コースに通うことが辛くなった娘は、2学期から

週1コースに変更、授業が落ち着いてできることに満足していました。

と同時に、娘は、パンやさんにてのアルバイトを始め、真面目に勤務し、

お給与をいただくようになりました。

親にとっての子育て最終目標は、自分の食べ口を自分で稼げるようにすること。

親は大抵、子どもより早くこの世に「さよなら」を言わなければなりません。

それは、私が癌という病になってから、毎日、死と隣り合わせに生きていれば

尚更でした。子どもが、決められた時間に出勤し、決められた時間まで勤務し

対価をいただけること。親としてこんなに嬉しいことは、ありません。

そして、娘は、周りに流されず、自分という人格を大切に生きている人間なんだ。

私のようにいつの間にか周りを優先して、喜ばせることを一番に生きてきた

私とは違う一人の人間なんだということに気づいた時は、先ゆくものが正しいので

ではない。親だから経験上、いつも正しいのではない。

そう、思い知らされました。娘は、私にそれを学ばせる為に私のお腹に入ってきて

くれた天使なのだ!という思いになりました。

親の思うように生きて進んでくれる子どもの子育てはどんなに楽でしょうか?

でも、振り返らなければいけないのは、この子をお腹に授かり、この世に

誕生させるまでに何を望んでいたか?ということ。

「五体満足でありますように」そう一心不乱に願ったのではないでしょうか?

 

 

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